2010年11月14日

HyperTrace Platform: 次世代トレーサビリティ基盤

様々なトレーサビリティ案件に対応するため、HyperTrace Platform (tm)という名称のトレーサビリティシステム基盤を研究・開発中です。

実際のトレーサビリティ案件では、数千台の車両から、数百万件の製品の追跡まで様々な問題領域に分けることができます。毎回、要件が異なるためいろいろな部分を作りなおす必要がでていますが、共通で使える部分については、汎用化でき、汎用システム基盤をベースに開発することで、その後の運用、拡張にも対応しやすくなります。

DBシステムはオンプレミスでも、クラウドでも対応できるような仕組みにしています。

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2008年02月05日

申請・承認のためのアーキテクチャ

地図や、図面を使って、各種機関に電子申請書を出すような場合を想定します。このとき、地図上にいろいろな書き込みを行い、それを電子書類を作成し申請書として送付します。この後、受け取った機関は承認できる場合は、その書類を受理します。

実際には、電子書類の訂正なども入るため、何回かのやり取りが発生しますが、基本的には以下のようなやり取りになるはずです。このシステムは、1つの電子書類が受理されるまでは、かなりの時間がかかるため、メールを使ってシステムにユーザを何回か呼び戻すような処理になります。

こうした処理は電子政府などで使われるはずですが、紙を介したやりとりが少なくなる点と正確に記録が残せる点で普及していくはずです。

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2007年05月25日

個別GISと共用空間DB

統合型GISの基本アーキテクチャについて解説します。

市役所などの庁内環境では、多くの部署で都市計画図などの基本図の上で様々なデータを管理することになります。

例えば、道路管理課では道路に関する情報を、固定資産税課では地籍データに基づく情報を管理します。このような部署ごとの特的目的のシステムは個別GISと呼ばれています。

次の図は上部のネットワーク上に都市計画図を含む共用空間DBが配置されています。下部のネットワークには、個別GIS用の個別空間DBが配置されています。一番下に記述されたユーザは、都市計画図上に、個別空間DBの内容を重ねて表示しながらデータ管理を行います。

個別GISは地図を重ねて表示できる仕組みを備えているため、発展型では、ある個別GISから別部署の別の個別GISのデータを参照することも可能になります。(もちろんセキュリティ上の課題はでてきますが、、)

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2007年04月12日

公開型GISアーキテクチャ

MapExpert HyperImage Server, IGIS Server ともにインターネットに公開したい場合がありますが、以下の図に示すように、DMZ内にGISアプリケーションWebサーバを設置することで、リアルタイムで庁内のデータをインターネット側に公開することができます。

DMZ(非武装地帯)とは、インターネット側とイントラネット側に設けられた2つのファイアウォールによって、外からも内からも隔離された区域のことです。外部に公開するサーバをここに置いておけば、ファイアウォールによって外部からの不正なアクセスを排除できます。内側のファイアウォールには、内部に入れるIPアドレスやポートを制限することにより、万が一、公開用Webサーバが乗っ取られた場合でも、内部ネットワークにまで被害が及ぶことはありません。

また、Webサーバにはローカルにデータを置かないことが基本です。そうしておけば、個人情報など重要な情報が外部に漏洩する機会を最小限にできます。

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