IGISAgent は、共用空間DBの物理レイヤをアクセスするだけでなく、メモリ内に仮想レイヤを作成することができます。仮想レイヤを作ると、一時的に存在させたい地物を管理することができます。
この仮想レイヤを使うと、複数のポリゴンのブーリアン演算(別名:ポリゴンオーバレイ)を高速に実行することができます。具体的には、元のポリゴン(ソースレイヤ)に対して、演算用ポリゴン(クリップレイヤ)を指定して、演算子(4種類、DIFF (差)、AND (共通)、XOR(排他)、OR (結合))を指定することにより、目的のポリゴンを算出できます。
以下の例では、2つの町(青色)を通過する地下鉄工事の領域(緑色)を、AND演算を行って、工事で影響する地域(赤色)の面積を求めています。

IGISAgent は、MapExpert WebGIS シリーズのコアエンジンのため、Web サーバ内で動作する MapExpert HyperImage Server でも同じ機能が含まれています。このため、サーバサイドでもポリゴン演算機能が利用できます。